ニュージーランドのCOVID-19(新型コロナウイルス)状況・9
暦は10月に入りましたが、いかがお過ごしでしょうか。
9月下旬、ニュージーランドには南極からの強風寒冷前線が北上し、テ・アナウなど南島南部の街に雪を降らせ、オークランドでは海上にかかるハーバーブリッジで大型トラックが横転するほどの強い風が吹き、これらの影響で、春先に雪崩の危険性のあるミルフォードロードは勿論のこと、ニュージーランド各地の道路が一時通行止めや渋滞して大きな混乱をきたしました。
日本も台風の影響で、11月初めくらいの低い気温の日があったようですね。
今は日中の気温が上がって、お天気の日にはポカポカ陽気になってきたものの、まだまだ夜半は気温が低いこともあって、薪ストーブなどの暖房器具が手放せません。
その中、ニュージーランドのCOVID-19(新型コロナウイルス)の「国内」新規陽性感染者数はアップダウンしながら減り続け、10月に入ってから殆ど増えていないことから、10月5日、政府は10月7日深夜23:59よりオークランド地域の警戒レベルを1に下げると発表しました。
現在、ニュージーランド国内の警戒レベルは1となり、集会人数の制限なし、公共交通機関でのマスク着用義務不要とはなっています。
とは言え、海外から帰国した方たちからは毎日、少数の陽性感染者が出ている状態で、完全な陽性感染者ゼロになってはおらず(10月15日現在42人)、政府は引き続きの感染予防を促しています。
3月半ばに入国制限をして国境を封鎖してから7カ月が経とうとしています。
海外からの観光客が全くないため、各地の観光業者はニュージーランド国内からの観光客を受け入れていますが、やはり学校の休暇期間以外は数が少なく、厳しい状態が続いています。
二か月後には、ニュージーランドでも、ニュージーランドへの観光客数一位の隣国オーストラリアでも「夏休み」が始まり「書き入れ時期」になることから、観光関係業者からは政府に対し、この12月半ばまでには「せめて」オーストラリアとの国境封鎖を解き、入国後隔離の緩和の声が高まっています
ニュージーランドでは今週日曜日17日に総選挙が行われ、上記国境政策も各政党政策課題の一つになっています。
オーストラリアは明日10月16日から、ニューサウスウエールズ州とノーザンテリトリー州を訪れるニュージーランドからの観光客に対し、「オーストラリア側での」隔離措置を免除することになりました。
しかし、ニュージーランドへの帰国時には14日間の自己隔離、その金額は自己負担のままとなっており、「国境が開く」ということは「二国間での対応が”同等”になること」でそれにはまだ時間が掛かります。
世界を見て見ると感染者数が390万人近く、お亡くなりになられた方も101万人と、まだ感染数は増え続けて、フランスでは再度の夜間外出禁止規制になっていたり、ロンドンでも都市封鎖になったり、本当にほんとうに終わりが見えてきません。
ワクチンのニュースも流れますけれども、安全性について確実なのかどうかはまだ不明なままです。
例年でしたら、当社は今月下旬には春季オープンし、日本からお越しの皆さまをお迎えして、ガイド業務が始まる、というシーズンが始まる時期です。
このCOVID-19(新型コロナウイルス)の中で、今シーズンをどうするのか、来月には伝えてまいります。
日本にいらっしゃる皆さま、これから気温が下がり、風邪の季節になってきて、もしかしたら、と言うことが出てくることもあると思います。その他の国にいらっしゃる皆さまも、どうか体調はすぐれない時は、無理をせず、身体を休め、症状がおかしい場合はすぐに受診してくださいね。
それでは、また状況をお伝えしてまいります。
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※ニュージーランド政府 COVID19(新型コロナウイルス)サイト 日本語ページ
※ニュージーランド保健衛生省サイト内、現在の感染者状況ページ
※外務省海外安全ホームページ: https://www.anzen.mofa.go.jp/
※上記サイト内、新型コロナウイルス(日本からの渡航者・日本人に対する各国・地域の入国制限措置及び入国・入域後の行動制限)ページ: https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html
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