良い年をお迎えください・17

「今日で2021年が終わる!、そして、今月は一度も投稿していなかったぁ~!」と気付き、”年内の内に”と投稿しております(苦笑)

こちらの時刻はすでに21時を回り、日本時間で考えればまだ今日中?です。どうぞ、今年最後、大晦日の投稿にお付き合いください。

日本の年末はいかがですか? 寒波による積雪の影響が出ている場所もあるようですが、皆さまお住まいの場所は問題ないでしょうか。
ニュージーランドは年末よりもクリスマスの方が大事な「行事」なのと、今年はCovid(新型コロナ)の影響で年越しカウントダウンのイベントも行われず、寂しい限りです。

 

新システムと ワクチンパスシステム開始

先回の投稿以降、ニュージーランドでは「信号システム」Covid-19 Protection Flamework が始まり、同時に「ワクチンパス」システムも開始しました。当初は多少の混乱があったようですが、ひとまず稼働しているようです。

12月に入ってからは新規感染者数が三桁から、二桁になっていたこともあって、12月13日の政府発表では上記「信号システム」で「赤」だったオークランド地域が12月30日の23:59から「オレンジ」に移行(北島北部のノースランドは「赤」のまま)することになりました。

また、11月の当社お知らせでもお伝えしたように、学校の夏休み開始の12月15日から「国内移動制限」が解除される際、航空便やフェリーの移動時、陰性証明が必要なことを考慮して、薬局でも陰性証明が無料で、迅速に受けられることになりました。これら発表で、一年で一番、大切な日に皆が家族と一緒に過し易くなったわけです。

 

新変異株・オミクロン株がもたらす弊害

ただ、その後、11月下旬に発生した新種株・オミクロン株が海外で蔓延してきて、ニュージーランドも、12月16日に入国者からオミクロン株・新規感染が確認されたことを受け、12月21日、政府は会見で以下のように発表しました。

  1. 2022年1月よりブースター(三回目)接種期間を半年から四か月に
  2. 2022年1月17日より、現在は接種されていない5~11歳の子供たちも接種を開始する
  3. 12月23日から隔離施設での隔離期間を7日から10日にする
  4. 2022年1月7日より、ニュージーランド入国するための出国前検査期限を出国前72時間前から48時間前にする
  5. オーストラリアから隔離施設での隔離なし(自己隔離は7日間必要)入国可能日が2022年1月17日から2月下旬まで延期
  6. 今後、オミクロン株の市内感染が確認された場合も「信号システム」に準じ、医療逼迫にならない限りロックダウンはしない

入国に関する上記規定 3.~5.が変更になったことで、たくさんの方が入国できなくなって、隔離施設を管理する部署やホテル、航空会社はキャンセルや予約変更に追われることに。

特に3. の隔離施設での隔離期間を延長する変更によって、年末前には隔離施設を出ることが出来る方たちも、変更後は年を跨いでの隔離期間になることから「家族そろっての年末年始休みにしようと思ったのに出来ない」と辛い判断をすることになってしまいました。政府も一年に一日の大切な日だとは分かっていても、オミクロン株感染を抑えることを優先し、苦渋の決断をしたようです。

 

一年で一番大事なクリスマスディ

ニュージーランドの官公庁や企業は、大切な日・クリスマスの準備もあって、前日の12月24日から「年末年始休暇」に入る職場も多く、年明けの営業再開日を2022年1月10日からにすると、なんと!17日間!!の休み期間となる所も。

その休暇の開始時期、みんながさまざまな想いや気持ちで迎えた12月25日のクリスマス、そして、日が明けて翌日のBoxing Day。

Boxing dayは「クリスマスに貰ったプレゼントを開ける」日で、毎年恒例「大セール」の日でもあるため、各店舗は早朝から開店し、賑わいました。このクリスマス期間、ニュージーランド全体での消費額は1ミリオン(日本円で78億円・1ドル=¥78換算)とのことで、この日に掛ける”情熱”の凄さを実感しつつ、今まで抑えていた「買い物欲」がばーんと爆発したのだと思いました・汗

 

年の瀬にオミクロン株の市内感染確認

そういった休暇や楽しい時間の「隙」をついて、12月29日にニュージーランドで初めてのオミクロン株・市内感染が確認されて、気持ちよく年が越せなくなってしまいました。

この感染した方は海外・イギリスからいらした、ワナカで開催される音楽イベントに出演予定のDJプレイヤーです。
入国後、隔離期間7日に加え、自己隔離3日間の10日間隔離中、義務付けられている9日目(12月25日)の検査結果を待たずに、10日目の12月26日に自宅外に出ていました(25日にも屋外に出た時の写真をSNS投稿していたらしい)この9日目検査で、隔離終了日でもある12月27日にオミクロン株の感染が確認され、この方と判明。

海外から来て、隔離期間中のルールを守らず、さらには隔離期間終了と安心してしまい、人が集まる場所に行っていたため、濃厚接触者の数が爆発的に増えて、100人余りになっています。

この方は他のイベント出演者とも接触していて、これらイベント出演者も隔離となって、イベントに出演できないなど開催に影響が出ています。また、たくさんの方が「濃厚接触者」になるような場所を訪れていたことから、この場所におり「濃厚接触者」とみなされた場合、要14日間の自己隔離となり、年末年始休暇の計画が駄目になった方が続出しました。

この国にはご家族が海外在住しているという方が多く、この状況や、21日の政府発表で待ち焦がれた家族が帰れずに泣く泣く我慢している中にあって、海外から来て、規定を遵守せず、感染を拡大させていることに国中から批判の嵐が起きています。
12月30日にこのDJプレイヤーは謝罪を伝えましたが、大晦日の今日、またもう一つのオミクロン株・市内新規感染者が確認されて、不安なままでの年越しになりそうです・・・。

 

来年こそは、来年こそ!

あと数時間で2022年。

来年こそは、Covid(新型コロナ)パンデミックが収束して、各国との行き来が可能になり、会いたかった家族や相手に会えたり、行きたかった場所に行ったりできますように。

最後に改めまして、本年も大変お世話になりました。
来る2022年も当社を、私どもをどうぞ、よろしくお願いいたします。

皆さま、どうか体調にお気を付けて、良い年をお迎えください。
Have a happy new year !!

オンラインツアー、毎週末、催行しております。
寒い週末、暖かいお部屋にいながら、フィヨルドランドをハイキングで歩きませんか。


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※ニュージーランド政府 COVID19(新型コロナウイルス)サイト 日本語ページ
※ニュージーランド保健衛生省サイト内、現在の感染者状況ページ
※外務省海外安全ホームページ: https://www.anzen.mofa.go.jp/
※上記サイト内、新型コロナウイルス(日本からの渡航者・日本人に対する各国・地域の入国制限措置及び入国・入域後の行動制限)ページ: https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html

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