いよいよ新システム開始・15
先回の投稿から一週間で新規投稿です。
先回の投稿日は11月11日でしたが、ふと見ると日付が10月25日になっていたので、修正しました。恐らく、こちらの祝日に投稿を見ていて、誤って「公開」にしてしまったからでしょう。すぐに気づいて下書きにしたのですが、日付がそのまま残り、それを知らずに公開してしまいました・・・。
今回、間を空かずの投稿になったのは、いよいよワクチン接種証明である「ワクチンパス」申請~発行が開始になったからです。
ワクチン接種率が目標の90%に到達間近
15日の政府発表では、16日深夜より、ハミルトンのあるワイカト地域の警戒レベルを3から2に移行すると発表され、レベル3の地域はオークランド地域のみとなりました。
そして、17日には首相から(今日現在で一回目の接種率は90.9%、二回目(古ワクチン)接種率は82.5%)接種率が上がっている状況を受けて
*今後の接種率をみて、「信号システム」Covid-19 Protection Flamework を開始するかどうかを11月29日に判断
*12月15日~2022年1月17日の間(クリスマスという大事な行事のあるニュージーランドの”サマーホリディ=夏休み”期間)、『ワクチン接種証明、及び、検査の陰性結果証明の所持』で、オークランド地域から他地域へ、または他地域からオークランド地域への移動を可能にする(ノースランド方面との行き来はチェックポイントが設置される)
*規定に従わない場合の罰金はNZ1000ドル。
*フェリー乗船時、国内線航空機搭乗時は証明書を提示する。
との発表がありました。
『ワクチンパス』申請~発行開始
そして同じ日、ニュージーランド国内用の「ワクチンパス」(ワクチン接種証明書)と外国渡航用のワクチン接種証明書の申請~発行が開始されました。
これは政府サイト(または無料電話にて)にて、メールアドレス、本人確認のID(ニュージーランド運転免許証、パスポートなど)で申請。発行は各施設設置の読み取り機のためのQRコード、氏名、生年月日が記載されたスマホ用アプリ(Apple wallet登録可)、もしくは所持するために印刷した紙になっています。
申請可能なワクチンの種類は11/26までが8種類、それ以降は23種類になります。
外国渡航用は別途申請、海外でワクチン接種した場合はその証明書から書き換える必要があります(書き換えには2週間ほど必要)
この申請~発行について、Twitterで皆さんがツイートした内容を見ると、やはり、申請にたくさんのアクセスがあり、サイトが動かない、入力できないなどの状態になっているようで、少し経ってからアクセスするとよいかもしれないとのことでした。
『ワクチンパス』提示場所、ケースは
医療上の理由により、ワクチン接種が受けられない方もいらして、接種率が100%にはならないこともあり、スーパー、薬局、医療保健機関、ガソリンスタンド、公共交通機関などでは提示が不要です。
また、提示が必要となる、各種イベント、結婚式等の集会、レストラン、美容院、フィットネス、大学などの高等教育機関でも提示するか、しないかは上記「信号システム」に沿うことになります。
イベント、集会、レストラン、美容院、フィットネスジム、大学などは29日の「信号システムに移行するかどうか」、「移行するのなら”何色”になるか」の発表を見ないと、施設の掲示や、スタッフの対応が決定できません。
その準備のための予想も、恐らく「信号システム」に移行となり、オークランド地域は”赤”、それ以外の地域は”オレンジ”になると予測されています(”緑”はほぼ日常通り)
減少しない新規感染者数の中で
8月半ば、”たった”1名の新規感染者が確認されてから、二週間ほどで感染者数が増え、9月に入ってからはその数が減っていって、一安心したのも束の間、10月から徐々に増え始めて、10月下旬からの三週間は連日の新規感染者数が100~220少しで推移しています。
この感染者数が一番多いのはオークランド地域ですが、日が経つにつれ、感染者が確認される地域も北島内でどんどん広がっています。仕事で移動しなければならないオークランド地域の方が移動先で感染が見つかり、昨日は南島クライストチャーチで、今日は首都ウエリントンからの感染者が確認されました。
感染者数は増加している中でも様々な政策を行うのは、オークランド地域の警戒レベル3が90日間以上となっていて経済的にも、生活にも大きな影響が出ており、一年で一番大事なクリスマスの時期に家族が集まることが出来るように、と言うことからです。専門家はウイルス感染者1人が次に何人に感染させるかを示す、実効再生産数を意味する「R」が1に近づきつつあるからだろうとも言っています。
政府は、まずレベル3のステップ2に移行して、学校やお店をオープンし、来週月曜日22日にはこれをステップ3にして、制限人数を倍に増やし、コンタクトビジネス(人と人が接触する業務)やレストランなどもオープンして、10日後の29日には「信号システム」へ移行と段階的に進める方針です。
とは言っても
クリスマス時期に移動したい人々の意を汲んで、出来るだけ段階的にレベルを移行させ、日常生活を戻していくといっても、連日、発表される増加の新規感染者数や感染地域の広がりをみると、不安や反対の声も少なくありません。
オークランド地域はニュージーランドで最大の人口のため、国境封鎖の今、国内各地の観光地ではオークランドからのお客さまが大事な収入源になることから、国内移動が可能になるのを歓迎する反面、現時点ではCovid19、それmpデルタ株の感染者がいない南島にオークランドからウイルスが持ち込まれるのではないかというジレンマにもなっています。
そして、ワクチン接種の義務化に伴う解雇、失職も表面化してきて、その方法が問題視されています。昨日から申請が始まった『ワクチンパス』もますます、接種した人、接種していない人の「差別化、分断化」になるという声もあります。
『ワクチンパス』にしても、「信号システム」にしても、始まってみないとどうなるのか分かりません。長引くロックダウンで経済的打撃を受けたオークランド、そして、ニュージーランドを快復させるための奮闘しているであろう、政府と首相の手腕を見ていこうと思っています。
海外で接種したワクチン証明書を書き換えるのに2週間かかる、って、まだ国境開放には時間がかかりそう・・・。ニュージーランドが恋しくなってきた方、
オンラインツアー、毎週末、催行しております。
週末のちょっとした空き時間に、フィヨルドランドのハイキングにいらっしゃいませんか。
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※ニュージーランド政府 COVID19(新型コロナウイルス)サイト 日本語ページ
※ニュージーランド保健衛生省サイト内、現在の感染者状況ページ
※外務省海外安全ホームページ: https://www.anzen.mofa.go.jp/
※上記サイト内、新型コロナウイルス(日本からの渡航者・日本人に対する各国・地域の入国制限措置及び入国・入域後の行動制限)ページ: https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html
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