ニュージーランドは通常生活に

9月10日の『中秋の名月』 皆さまはご覧になりましたか? 私は実家のベランダで雲の切れ間に浮かぶ綺麗なお月さまを見ました。

その前、8日にはイギリス女王の、ニュージーランドの君主でもあるエリザベスⅡ世が96歳の生涯を終わられました。この崩御に際し、心からお悔やみ申し上げます。ニュージーランドでは20ドル紙幣の肖像画が女王ですが、新国王即位で徐々に新国王へと変わって行くそうです。

暦が9月になって、日本は涼しくなるのかと思いきや、台風が次々に接近する不安定なお天気で、まだ暑い日もあります。ニュージーランドも寒い冬が終わり、いよいよ春と思いきや”寒の戻り”で雪が降ったところもあります。

その中、9月12日にニュージーランドのアーダーン首相が政府会見にて「”信号システム” Covid-19 Protection Flamework の撤廃」を発表しました。少し遅くなりましたが、今回はその発表内容と、それに伴う入国要件の変更について、お知らせしてまいります。

 

その前に、ニュージーランドと日本の感染者数

8月下旬の先回のお知らせでは、「2000~3000人台」だったニュージーランドの新規感染者数も「1000~2000人台」となって、今週は1000人を切るか、と言うところまで減少しました。

こういった感染者数減少から決定した12日の首相会見発表。その内容の開始は「12日の23:59から(実質的には13日から)」とスピーディなもので、これに伴いCovid-19(新型コロナウイルス)パンデミック(感染拡大)になって以来、連日発表されていました「新規感染者数」も13日から発表されなくなりました(今後は”週一回”の発表になるそうです)

日本も過去最高の一日新規感染者数になった「第七波」が8月下旬から収まりつつあり、9月になって大分減少したようです。先回のお知らせで「結局、国主導になる」と伝えておりました「感染者数報告方法」も独自の方法を開始した都道府県も出てきました。

ただ、これから気温が下がる秋になり、やがて冬を迎えることで、新型コロナウイルス感染増加の「第八波」に加え、インフルエンザも”ダブル”で流行する「フルロナ」が懸念されています。今年、半年冬が早い南半球のオーストラリアでインフルエンザが流行したため、日本の冬も同じことになるのでは?と予測されているようです。

政府は4回目の新型コロナウイルス予防接種とともに、インフルエンザ予防接種も受けることを推し進めて行くとのことですけれども、それではただでさえ崩壊している医療現場にさらに負担が掛かります。望むべきは新型コロナウイルス感染者が減少、ある程度収まって、インフルエンザ~と言う形だと思いますが、どうなるでしょうか。

 

ついに!信号機システム撤廃!

新規感染者数減少と抗ワクチン薬の提供が可能となったことを受け、9月12日、アーダーン首相の会見があり、以下の発表がありました(参照:在ニュージーランド大使館からのニュースレター)

  • 9月12日23:59で、新型コロナウイルス感染症保護枠組(信号機システム)は撤廃します。
  • 医療施設、高齢者介護施設等の場所を除き、マスク着用義務がなくなります(ただし、職場、特別なイベント、マラエ・マオリ式集会所で着用が求められることもある場合、個々の判断に委ねる)
  • 9月26日で政府によるワクチン接種義務は終了します(従業員の接種義務は雇用主の判断とする)
  • ニュージーランドへの渡航者、航空機クルーに対するワクチン接種義務も終了します。そして、入国後1日目と、5か6日目の抗原検査は”奨励”されるだけとなる(→ この”奨励”について、「出来るだけ検査する」「症状が出た時に検査する」ということ?と思っています)
  • 陽性者の7日間の隔離義務は継続しますが、家庭内接触者の隔離は不要になります。ただし、5日間はRAT(抗原)検査を受けること。

など、「医療の場におけるマスク着用と陽性者のみを対象とする7日間隔離という、2つのシンプルな義務の仕組みに移行する」ことになりました。

 

ニュージーランドへの入国がし易くなったのですが・・・

上記発表で、ワクチン接種回数は問われず、入国後検査も”奨励”(の意味がなんだか曖昧ですけれども)になったことで、ニュージーランド入国へのハードルがグッと低くなりました。

しかし、ニュージーランドでご旅行を楽しまれた後、日本に入国するのに、3回のワクチン接種をしていない場合、PCR検査での申請照明が必要という入国要件が”まだ”あります。例えば、2回の接種で辛い副反応が出て、3回目を受けたくないと接種していないといった方は上記要件の対象となります。

ワクチン接種回数に関係なく検査なしになる、この要件がなければ~と思っておりましたら、本日の首相発表で、日本も「10月から入国者数上限を撤廃する」とのことで、個人旅行も受け入れ、観光ビザが必要な方にPCR検査を義務付けるともあります。今後、日本のパスポートをお持ちの方は検査なし、という方向になって行くのかもしれません。

今回のニュージーランド、隣国オーストラリア、ヨーロッパの国々、世界の国々では入国要件がなくなり、ワクチン接種義務がなくなり、接種回数が少なくなり、マスク着用がなくなりと「通常の生活」が戻ってきています。

感染拡大から二年半以上が経ち、世界の流れがCovid-19(新型コロナウイルス)と共存して行く「With Covid-19(新型コロナウイルスと共に)」になってきています。はてさて、今後、日本は追随するのか、どうするのでしょうか。

 

恒例?ニュージーランド(日本)出発前から日本帰国まで~の手順と規定、最新版

12日の発表でリストが大分「さっぱり」してまいりました。

日本出発前 (要 NZeTa 取得):1・3月31日から政府指定の「Traveller Declaration・旅行申告」サイトから登録し、「出発28日前」からワクチン接種状況などのデータを入力  → 2・証明を受け取ったら、このPCR検査もデータを入力するとフライトチェックイン時、入国時に必要な「Travel Pass」が登録メールに送信される手順の詳細・日本語

✓日本の空港:3・フライトのチェックイン時、パスポートと航空券と共に上記「Travel Pass」を見せる

ニュージーランド入国時~滞在中
9月13日より、全ての入国者はワクチン接種義務不要に。(奨励)入国時、RAT検査を受ける → (奨励)5日目または6日目にRAT検査を受けてアプリやサイトで報告

ニュージーランド出国前 9月7日より、3回ワクチン接種者は日本政府が定める「出発72時間以内」にPCR検査を受け(費用はNZ$200 – 250、書類記入は全て英語)、陰性証明をもらう(陽性の場合は出発不可) 9月7日からワクチン三回接種者は不要→ 4・日本入国6時間前まで政府指定のアプリ(MySOSとCOCOA)をインストール (COCOAアプリも間もなく終了)、入国時のファストトラックのために必要事項を入力しておく → アプリが無理の場合、質問票に記入

✓ニュージーランド出発時:※ 3回ワクチン未接種者は上記陰性証明書を見せてフライトチェックイン(3回ワクチン接種者は不要)

日本入国時5月26日、日本政府発表のリストでニュージーランドは「青」になりましたので、6月1日よりワクチン接種有無にかかわらず、入国時検査は不要となりました。
5・空港にて待機 → 6・ファストトラック登録確認(チェックリストあり→  待ち時間にスタッフが書類やアプリの確認作業 → 7・入国審査後、荷物を受け取る

✓自宅到着後5月26日、日本政府発表のリストでニュージーランドは「青」になりましたので、6月1日よりワクチン接種有無にかかわらず、自宅隔離は不要となりました。
(詳細は厚生労働省内サイトページで)

 

  当社企画オリジナルツアーと 日帰りハイキングにご参加ください

ニュージーランド&日本、それぞれの入国要件が緩和され、通常のように行き来できるようになってまいりました。皆さま、ぜひ、ニュージーランドにいらっしゃいませんか?

当社では日帰りハイキング各コース、4本の当社企画のオリジナルツアーへのご参加募集中です。オリジナルツアーは、お蔭さまで催行決定間近になっているツアーもございます(各ツアーの残席数は、それぞれのツアーページにございます)

12月2日発~12日着、マウントクックリリーの時期・マウントクックとフィヨルドランドハイキング、ミルフォードトラック11日間(6名さま限定

12月25日発~2023年1月2日着、年末年始期間・フィヨルドランドとワナカハイキング、ルートバーントラック9日間(4名さま限定) *行程は1月発と同じになりますがルートバーントラック中の当社ガイド同行は未定です。ツアー代金はお問い合わせください

2023年1月6日発~1月14日着、高山植物が咲き乱れる時期&祝日を挟みますフィヨルドランドとワナカハイキング、ルートバーントラック9日間(6名さま限定)

2023年3月11日~21日着、祝日を挟みますフィヨルドランドハイキング、ミルフォードトラックとマウントクック11日間 (5名さま限定)

お問い合わせになりたい方、お申込みになりたい方はこのページ下のフォームをご利用ください。
日帰りハイキング、当社企画オリジナルツアー、ご検討のほど、何卒よろしくお願いいたします。

 

今シーズンはたくさんのお客さまにお越しいただけないかもしれません。そういった状況の中、お越しいただくお客さまだけに、さらにご満足いただけるよう手配予約、ガイドしてまいります。

感染者数が減ったからと油断せず、くれぐれも感染と体調にはお気を付けて、お元気にお過ごしください。

 

ロシア、ウクライナの問題が起きて七か月が経ちました。双方の国の皆さまに早く安寧、平穏の日々が戻りますように

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※ニュージーランド政府 COVID19(新型コロナウイルス)サイト 日本語ページ
※ニュージーランド保健衛生省サイト内、現在の感染者状況ページ
※ニュージーランド保健衛生省サイト内、ニュージーランドのワクチン接種率データ
※外務省海外安全ホームページ: https://www.anzen.mofa.go.jp/
※上記サイト内、新型コロナウイルス(日本からの渡航者・日本人に対する各国・地域の入国制限措置及び入国・入域後の行動制限)ページ: https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html
※厚生省・水際対策に係る新たな措置についてページ:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00209.html

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