4月、新年度になりました(4/13 追記)

4月になって、早10日以上過ぎ、ニュージーランドではサマータイム終了による日の短さを実感する頃、日本では桜の花びらが舞う頃となりました。皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

TwitterのTL(タイムライン)を見ておりますと、各地の素晴らしい満開の桜やお花見の様子のツイートが流れてきます。また入園・入学式についてのツイートもあって、身体より大きなランドセルをカタカタ鳴らして歩く可愛らしい一年生の姿が目に浮かびます。
もう何十年、そんな春爛漫の光景を見ていないんだろう・・・、強い望郷の念に駆られる今日この頃です。

ニュージーランドでは学校の新学期は2月からですが、政府や会計などの「新年度」は日本と同じ4月1日がスタート。私も、先週は「収入の少なさ」と「それでも出ていくお金」に泣きながら、「何度、計算機をたたいても金額は増えないぞ」と言われながら、一年間の会計業務をいたしました。

 

オミクロン株感染はまだ継続中

先回の投稿でお知らせした、一日ごとのオミクロン株蔓延による新規感染者数は1万から1万5千の間を行ったり来たりしており、中々1万以下にならず、「”4月第二週くらいにはピークが過ぎる”といっていたのにな」と思っていたら、先週金曜日の8日は9906人とやっと1万を切り、昨日11日は7592人、今日はまた1万人を越えて、アップダウンしつつも減少気味ではあるようです。

この蔓延による「感染時の自己隔離」について、政府からの規定情報が何回か変更になったため、判断に迷うほどでした。「陽性時に受けられる補助」についての情報も本来必要である方たちに行きわたっていないという問題もあり、感染スピードに政府対応が追い付いていない印象でした(その補助を受けるべく、RAT検査の「陽性結果」が販売されたらしい・・・)

政府は今後、新規感染者数は少しづつ減少していくとは見ているようですけれども、現在、医療現場が追い詰められていることやこれから来る「冬季」での感染者拡大を危惧し、加えて他国では新変異株の「オミクロンXE(って、風邪薬の名前みたい)」も発生していることもあって、「”信号システム” Covid-19 Protection Flamework 」を現行の「赤」のままにするのか、地域ごとに「オレンジ」に移行させるのかを14日に発表します 13日に発表し、14日から始まります(発表の結果、13日23:59から全地域で「オレンジ」へ移行)

 

いよいよ今夜(明後日)から国境が開きます!

「オミクロン感染蔓延が減少するだろうから」が前提だった、国境管理緩和。長いこと「他国からの渡航者」に対しての国境開放を待ち望んでいた人たちにとって、その時が来ました。

今年は今週の15日がGood Fridayでここから「イースター祝日休暇」となり、共に始まるスクールホリディでニュージーランド国内は「民族大移動」となります。それとオーストラリアのスクールホリディにも合わせて、オーストラリアからの渡航者に国境が今日深夜(実際は明後日)から開放されます。

オーストラリアも政府が、海外からの渡航者に対し、4月18日よりワクチン接種済みであれば陰性証明不要とした(州によって異なる場合も)ので、ニュージーランドからオーストラリアに渡航する人たちもいるでしょう。
そして、来月2日からは日本を含む、ヴィザ免除国からと有効な訪問者ビザ所持者の入国も開始、と国境管理が緩和されて行きます。

この入国に対し、政府は煩雑な入国時手順をスムーズにするべく、今までは入国時に必要な情報が入っていたワクチンパスアプリを使用していましたが、4月4日から撤廃となったため、3月31日より「国籍、ビザ内容関係なく」全渡航者に対して新システム「Traveller Declaration」を義務付けました。この登録にはワクチン接種記録の登録必須になっていることから、未接種者への渡航は未許可のままです。

 

再掲・日本出発前から日本帰国まで~の手順と規定

このシステム導入で先回の投稿でお伝えした以下手順(赤字部分)が再度、変更となりました。

日本出発前1・3月31日より、政府指定の「Traveller Declaration・旅行申告」サイトから登録し、「出発28日前」からワクチン接種状況などのデータを入力  → 2・航空会社指定の「出発〇時間前以内(ニュージーランド航空は48時間以内)」に定められた方法での検査を受ける(費用・自費検査となるため1万~2万)→ 3・証明を受け取ったら、このPCR検査もデータを入力するとフライトチェックイン時、入国時に必要な「Travel Pass」が登録メールに送信される手順の詳細・日本語) <注・4月4日23:59からは(My Vaccine Pass)アプリは不要>。

✓日本の空港:4・フライトのチェックイン時、パスポートと航空券と共に上記「Travel Pass」を見せる

ニュージーランド入国時~滞在中
3月18日23:59よりニュージーランド市民権所持者「以外(永住権所持者を含む)」はワクチン接種未完了は入国不可
5・入国時、RAT検査を受ける → 6・5日目にRAT検査を受けてアプリやサイトで報告 → 7・6日目にRAT検査を受けてアプリやサイトで報告

✓ニュージーランド出国前8・日本政府が定める「出発72時間以内」にPCR検査を受け(費用はNZ$200 – 250、書類記入は全て英語)、陰性証明をもらう(陽性の場合は出発不可)→ 9・日本入国時までに政府指定のアプリ(MySOSとCOCOA)をインストール、入国時のファストトラックのために必要事項を入力しておく → 10・アプリが無理の場合、質問票に記入

✓ニュージーランド出発時:11・上記陰性証明書を見せて、フライトチェックイン

日本入国時:12・空港にて待機 → 13・ファストトラック登録確認(チェックリストあり) → 14・健康カード記入とPCR検査(経験者の方々によると待ち時間にお水を飲めず、唾が出なくて困ったとのこと)→ 15・待ち時間にスタッフが書類やアプリの確認作業 → 16・検査結果待ち~結果受け取り(ここで陽性の場合は政府の隔離施設へ)→ 17・荷物を受け取り、入国審査

✓自宅到着後:ニュージーランドは指定国ではないので、18・ワクチン三回接種済みの場合は自宅隔離なし、18’・ワクチン接種未完了か接種していない場合は7日間の自宅隔離 → 19・自宅隔離三日目にPCRかRAT検査を指定医療機関で受けて(費用・自費検査のため1万~2万)、陰性なら隔離終了 → 20・検査を受けない場合は7日目まで自宅隔離(詳細は厚生労働省内サイトページで)

「パスポート」は各国への入国をスムーズにするための全世界共通のシステムで、この新型ウイルス感染拡大でパスポートと同じような「世界共通ワクチンパス」を導入する動きもありました。でも、国ごと、ワクチン接種必須、必須ではないなど条件にバラツキがでてきたため、各国での対応となって、ニュージーランドでは上記システムとなっています。

 

日本は”まん延防止措置”が解除されたけど、感染状況は

日本の新規感染者数の様子はいかがでしょうか。オミクロン株感染蔓延の山場を越えて、政府が発令した「まん延防止措置=まん防」が解除され、少しづつ飲食店などの営業が戻ってきている~とあるものの、実際にはまだまだ「コロナなのにどこかへ行くの?」と言われるような”同調圧力”があって、何かをするのが難しい状態のようですね。

旅行についても「国内旅行」の催行が徐々には増えてきています~とあっても、上記のような”同調圧力”や”ご近所さんの眼を気にして”、出掛ける気が削げて「結局出掛けなくてもいいか」となったり、コロナによる短縮勤務、リモートワークで収入が減り、「余計な支出は避けたい」となったり、未だ苦しい状況のよう。

外食、帰省、国内旅行、それらよりもハードルの高い「海外旅行」 海外旅行会社さまのサイトを見ても、まだまだ「催行決定」の文字が見られず、「渡航前のご準備」ページを見れば、たくさんの手順が並び、「楽しい旅行の準備」とは言い難い状況。今年のゴールデンウィークは、間の5月2日と6日を休む会社もあるでしょうから10連休と海外旅行には適した期間なのに、残念です・・・。

ニュージーランドへの渡航も陰性証明が必要、未接種者は入国不可、入国後も数々の検査義務有り、そして、ニュージーランド航空が週3便になるのは7月からと、「よし、行こう」と動き出すのは「日本の夏にスキーを」か、こちらが暖かくなる9月か10月頃からかな?と見ています。でもなぁ、日本の様子を実際に見ていないし、どうなんだろう、日本に行って、目の前で日本の様子や状況を見てみないと分からないという感触です。

 

私事ですが・・・

「国境管理が緩和されます」となって、日本からお客さまがいらっしゃるその前にはいろいろと準備しておかなくてならないですし、例年この時期にしていた「恒例の」会計業務、当社車輛のこと、冬支度や庭・樹木の掃除、やることは山積みなのになかなかエンジンがかからないまま、時間が過ぎています。

というのも、先月の素晴らしいオーロラに魂を抜かれたのか、ここ一か月、綺麗なオーロラが数回見えたという「嬉しいこと」と、気持ちが地面まで落ちるような「嫌なこと」や心が揺らぐような「日本にいる老親の様子を聞くこと」が代わり替わりに起こり、毎日、気持ちがジェットコースターのように上がったり下がったりと安定せず、それで気力が失せているのかもしれません。

中でも一番は老親のこと。幸いにも双方の両親とも健在ではありますけれども、最後に別れてから二年半以上が経ち、時々聞く様子は「一度、日本に行った方が良いのでは」と思うこともしばしば。
また、私たちはニュージーランド7か月、日本5カ月(くらい)という生活を25年近く送ってきたため、日本で生活に伴う様々なことがそのままになっており、一度、日本へ行ってこれらを整理しなければとも考えています。

もし日本へ行くことなり、何らかの変更やお知らせすることが出てまいりましたら、ここでお伝えしてまいります。

 

 ”吉兆のしるし”彩雲

アップダウンのある気持ちの不安定さは身体の端々に不調となって出て来て、少し横になっていた、そんな時、窓から「彩雲」が見えました。彩雲は縁起が良く、”吉兆のしるし”と言われ、スピリチュアルでは「上を向きなさい、自信を持ちなさい」というメッセージの現れともいわれているそうです。「いつまでもぐずぐずしていないでやって行こう」、そう言われているようで、体を起こしました。

皆さまにもそのご利益がありますように画像をあげますね

合わせて、ロシア、ウクライナ双方の国の皆さまに早く、安寧、平穏の日々が戻りますように

 

もうすぐゴールデンウィーク。何処かへ行きたいけど行けないしという方、お部屋に居ながらにして、フィヨルドランドをハイキングで歩きませんか。
オンラインツアー、毎週末、催行しております。


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※ニュージーランド政府 COVID19(新型コロナウイルス)サイト 日本語ページ
※ニュージーランド保健衛生省サイト内、現在の感染者状況ページ
※ニュージーランド保健衛生省サイト内、ニュージーランドのワクチン接種率データ
※外務省海外安全ホームページ: https://www.anzen.mofa.go.jp/
※上記サイト内、新型コロナウイルス(日本からの渡航者・日本人に対する各国・地域の入国制限措置及び入国・入域後の行動制限)ページ: https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html

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