2022/23 シーズンが始まります

毎月1~2回は投稿しようと思っております「お知らせ」ですが、なかなかできず、いつも間が空いてしまって申し訳ありません。先回は”中秋の名月”と話しておりましたのに、もうすぐ10月が終わり。世の中はオレンジと紫と黒の「ハロウィーン🎃カラー」になっています。

10月に入って、日本は急に12月くらいの気温になったり、気温が上がったり、寒暖の差がありましたね。でも、その後は好天が続き、三連休が台風襲来だった9月までの反動で、山歩きや行楽を楽しまれた方も多いのではないでしょうか。

ニュージーランドは9月4週目の週末に「夏時間」に変わり、日本との時差が4時間になって、日に日に暖かくなっていくと思いきや、日本と同じく、南島では急に寒くなって、積雪の日もありました。朝晩の冷え込みが厳しい日が続いていた南島南部のテ・アナウやクィーンズタウン、ワナカでは、やっと10月24日のレイバーディ(労働感謝の日)以降、薪ストーブなどの暖房器具を使用しなくてよい夜になってきています。

 

五か月間の日本滞在を終えて

私どもは、2020年3月からはじまったコロナ禍の状況が落ち着きを見せてきたため、5月半ばから10月半ばまでの五か月、双方の両親のケアとサポートのために過ごそうと2年半ぶりに日本にまいりました。

悲しきかな2年半の年月には逆らえず、両親たちは老い衰えておりましたが、それを受け入れ、4人それぞれの問題を考え、自分たちができるだけのことをしていくことにいたしました。毎年、日本に来ていた夏季期間、海外や国内のツアーで不在がちだった生活とは一変、殆ど実家で過ごした五か月間となりました。

その中、ニュージーランド政府が国境再開を発表するに伴い、現地ツアー提供会社の動きもあって、7月半ばころから当社も自社企画ツアーを設定しようと動き始めましたら、お客さまからのお問合わせをいただくようになりました。特に9月の入国要件撤廃の発表後はさらにお問合わせをいただくようになって、7月半ばからの三か月間は、両親へのサポートだけでなく、お客さま対応&ツアー手配予約の日々にもなりました。

その結果、お蔭さまで、当社企画ツアーが一本催行決定となり、それ以外にも個人や個人グループのお客さまからご予約をいただきまして、大変ありがたく思っております。

日本での時間はあっという間に過ぎて、ニュージーランドへ戻る日が近づき、10月16日に中部セントレア空港を発って、シンガポール経由、17日にクライストチャーチ空港に到着いたしました。たくさんの日本食を空港検疫で通過させた後、小川明人が一人で10時間運転して、眠気と空腹と闘い(?)23時に”Home sweet home”のテ・アナウへとたどり着きました。

自宅に着いてからは細かい片付けや、止めて行ったファイバーの再開通、PCのセットアップ、加えて庭掃除などなどがあり、「変な妙なテンション」で一気にやったら疲れ果ててしまい、週末は二日間ほどぼーっとし、三連休明けの昨日から通常に戻っております。

 

ニュージーランドの様子

16日、セントレア空港からのフライト機内はガラガラで、やはりまだ日本から海外に出る方たちは少ないのかなと思うほどでした。そして、セントレア空港から機内、シンガポール・チャンギ空港到着までマスク着用をしていた私たち。シンガポール空港ではマスク着用率が少なく、思わず「そうか!」とマスクを外しました。

私は海外添乗業務時、喉の乾燥を防ぐべく(寝ている時に口が開いているのも隠せる?)、機内ではマスク着用でしたから、次フライトのシンガポール~クライストチャーチ機内もマスク着用。クライストチャーチ空港を出るまではマスク着用をし、出てから外しました。常にマスク着用する日本の生活からだと、マスクを外していることに違和感を覚えますが暫くするとそれもなくなります。

ショッピングセンターでも、地方の街でも皆、普通の生活になっていて、改めていろいろなシステムがなくなったんだと感じました。

全ての入国要件が撤廃された9月13日から、ニュージーランドの新規感染者数の報告は「毎日」ではなく、「一週間分の平均」となりました。10月25日時点での今週の平均数は一日2300名ほど、入院患者数は243(内ICU患者は6)となっています。政府はできるだけ通常の日常生活を送るようにし、新規感染も早いうちに限られた感染に留めるような体制に移行しています。

私たちが入国した後の10月18日には、10月20日よりニュージーランドに入国する全てが申告する必要のあった「Traveller Declaration・旅行申告」が不要になると発表され、唯一残っていた旅行申告も不要となって、入国時に必要なのはパスポートのみとなっています(日本から観光で入国の場合、電子観光ヴィザは必要)遂に入国時の状態がCovid-19(新型コロナウイルス禍)前の状態に戻りました。

 

日本も入国要件を緩和し、入国者数上限を撤廃

日本政府も、9月22日にニューヨークを訪れていた岸田首相が、10月11日より入国要件を緩和すると発表。「一日〇万人」としていた入国者数上限を撤廃し、個人旅行の海外旅行者もヴィザなしで受け入れることになりました。ただし、「3回のワクチン未接種者」へのPCR検査での陰性証明は続行されることになり、緩和しつつも「最後の一線だけは引く」形となりました。

さらに10月18日、デジタル庁は日本へ帰国・入国する際の検疫・入国審査・税関申告のオンライン手続きを、11月1日から「Visit Japan Web」にて一元化すると発表いたしました。11月14日の入国からはVisit Japan Web”のみ”となり、11月14日からは、現在使用されている「MySOS」「ファストトラック」などの提供が終了となります。

やっと「MySOS」や「ファストトラック」に慣れてきたと思いきや、またもや新しいシステムの開始。でも、ワクチン接種回数などの申告が簡素化され、入国審査がスムーズになれば、海外からお越しの方たちも入国手続きが楽かもしれません。

 

日本出発前からニュージーランド入国、日本帰国まで~の手順と規定、最新版

双方の国の入国要件についての変更を受けて、日本出発からニュージーランド入国、ニュージーランド出発から日本入国(帰国)までの手順です。大分、簡素化されてきました!

日本出発前 (要 NZeTa 取得):10月20日から「Traveller Declaration・旅行申告」は不要となりました!! ・3月31日から政府指定の「Traveller Declaration・旅行申告」サイトから登録し、「出発28日前」からデータを入力  → ・証明を受け取ったら、フライトチェックイン時、入国時に必要な「Travel Pass」が登録メールに送信される手順の詳細・日本語

✓日本の空港:10月20日から「Travel Pass」を見せるのも不要です→ ・フライトのチェックイン時、パスポートと航空券と共に上記「Travel Pass」を見せる

ニュージーランド入国時~滞在中
9月13日より、全ての入国者はワクチン接種義務不要に。(奨励)入国後、”自身で”RAT検査をする → (奨励)5日目または6日目に”自身で”RAT検査をして、陽性時はアプリやサイトで報告

ニュージーランド出国前 9月7日より、3回ワクチン接種者は日本政府が定める「出発72時間以内」にPCR検査を受け(費用はNZ$200 – 250、書類記入は全て英語)、陰性証明をもらう(陽性の場合は出発不可) 9月7日からワクチン三回接種者は不要→ 1・日本入国6時間前まで政府指定のアプリ(MySOS)をインストール (COCOAアプリは終了)、入国時のファストトラックのために必要事項を入力しておく → アプリが無理の場合、質問票に記入

ご注意!・11月14日の入国からは「Visit Japan Web」となります。日本入国前までに設定しておくと空港での手続きがスムーズになります(使い方の詳細ページ

✓ニュージーランド出発時:※ 3回ワクチン未接種者は上記陰性証明書を見せてフライトチェックイン(3回ワクチン接種者は不要)

日本入国時5月26日、日本政府発表のリストでニュージーランドは「青」になりましたので、6月1日よりワクチン接種有無にかかわらず、入国時検査は不要となりました。
・空港にて待機 → 2・ファストトラック登録確認 → 3・入国審査後、荷物を受け取る(11月14日からは2と3が「Visit Japan Web登録画面を見せるのみ」となります)

✓自宅到着後5月26日、日本政府発表のリストでニュージーランドは「青」になりましたので、6月1日よりワクチン接種有無にかかわらず、自宅隔離は不要となりました。
(詳細は厚生労働省内サイトページで)

 

日本発・ニュージーランドツアーが催行されています

世界の他の国では入国要件が緩和され、それを受けて、ニュージーランドで入国要件が緩和→撤廃となったため、日本の主な旅行会社各社さんもニュージーランドツアーを販売、催行するようになってきております。

どうしても世界情勢を取り巻く円安と燃油サーチャージ高騰、ニュージーランドの8%近い物価高と高い人件費から、ツアー代金は軒並み50~60万円台となり、ツアー企画時、週2~3便となっていたニュージーランド航空のフライトスケジュールからツアー期間は6日間か8日間のツアーが殆どです。

主要旅行会社さんでは、この金額帯でも毎月2本くらい、催行決定が付いており、長いことお越しになれなかった方たちが「ニュージーランドに行こう」と申し込んでいらっしゃるのだと分かります。どうしてもコロナ禍前の状況には及びませんが、少しづつでも回復しているのはとても喜ばしいことです。

当社企画ツアーも、残念ながら12月発と年末年始は催行中止となってしまいましたが、2月発はまだまだ募集中ですし、3月発も満席ですがご希望の方がいらっしゃればリクエストでの(ミルフォードトラックガイド付きツアーやホテルの予約が可能な場合)増席もお受けいたします。

2023年2月17日発~2月25日着、祝日を挟みますフィヨルドランドとワナカハイキング、ルートバーントラック9日間(6名さま限定)

2023年3月11日~21日着、祝日を挟みますフィヨルドランドハイキング、ミルフォードトラックとマウントクック11日間 (5名さま限定)

お問い合わせになりたい方、お申込みになりたい方はこのページ下のフォームをご利用ください。
当社企画オリジナルツアー、ご検討のほど、何卒よろしくお願いいたします。

 

10月25日より2022/23シーズンの営業を開始、 日帰りハイキングご参加も受け付け中

ということで、一週間ほど遅れてしまいましたけれども、当社は10月25日より2022/23シーズンの営業を開始し、日帰りハイキングへのご参加も受け付けております。

ニュージーランド政府のガイドラインに従って感染予防対策をして、ガイドしてまいりますので、皆さま、どうぞ、安心して、ご参加ください。

 

やっと長く、暗いトンネルから抜け出しました。

ニュージーランドの大きな青空の元、原生林のむせ返るような緑とその匂いの中、気持ちの良い空気を胸に一緒に歩きましょう。テ・アナウにて、皆さまのお越しをお待ちしております。

 

ロシア、ウクライナの問題、一向に解決が見えてきません。せめてクリスマス前には終わってほしい。双方の国の皆さまに早く安寧、平穏の日々が戻りますように

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※ニュージーランド政府 COVID19(新型コロナウイルス)サイト 日本語ページ
※ニュージーランド保健衛生省サイト内、現在の感染者状況ページ
※ニュージーランド保健衛生省サイト内、ニュージーランドのワクチン接種率データ
※外務省海外安全ホームページ: https://www.anzen.mofa.go.jp/
※上記サイト内、新型コロナウイルス(日本からの渡航者・日本人に対する各国・地域の入国制限措置及び入国・入域後の行動制限)ページ: https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html
※厚生省・水際対策に係る新たな措置についてページ:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00209.html

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